開業したてで実績がない時期におすすめなのが、記事の寄稿です。「○○に記事を寄稿しました」「○○に記事が掲載されました」というPRは信用力を高める効果が期待できます。
記事の寄稿なんてできるわけないよ……という声も聞こえてきそうですが、思ったよりもハードルは高くありません。記事の内容は基本的な事柄だったり、新しい制度や補助金の解説だったりなので、調べる手間はありますが特別な知識がなくても作成できます。さらに、媒体によっては編集の方が構成について相談にのってくれることもあります。てにをはや誤字脱字もしっかりチェックしてくれるので、自身でブログを書くよりも安心して掲載できるかもしれません。
ではどうやって記事を寄稿するのかというと、興味がある媒体に連絡してみることです。できれば、書ける内容について具体的に提案するのがいいですが、分野を指定して「記事が必要であればお声がけください」というものでもいいでしょう。とにかく媒体と繋がることが大切です。
税理士法人時代、記事寄稿依頼は頻繁にありました。リソースがとれず泣く泣くお断りしていたものもあるほどで、媒体側は記事を作成してくれる士業を常に探しています。とはいえ、開業したての士業に記事をすんなり任せてもらえるとは限りません。まずは小さい記事で実績を作り、それを基に次にアプローチするなどしていきましょう。
ただし、執筆料については期待してはいけません。オファーを受けて記事を作成する場合でも1記事1.5万円程度からです。私は経験がありませんが、報酬なしということもあり得ます。そこはどうぞ割り切って、宣伝に使えると思って取り組んでください。
媒体探しでおすすめは、fujisan.co.jpです。各分野の専門誌が幅広く掲載されています。新聞であれば、地方紙や専門紙にコンタクトをとるのがおすすめです。全く反応がないことは珍しくありませんので、返事がなくてもがっかりしないでくださいね。とにかくしつこく、粘り強くいきましょう!