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プラスアルファ

30年前、私の母はスーパーマーケットのレジや接客のアドバイザーをしていました。小学生だった私はよく仕事場に連れていかれ、そこで母の仕事が終わるのをじっと待っていたものです。スーバーの従業員に接客を教える母がいつも言っていたのは、「お客さまのために」ということ。

具体的には、レジを通した商品はお客さまが袋詰めしやすいようにカゴに入れる、汚れている商品があったら取り替えるなどです。レジの担当者の仕事は会計を通すことですが、それ以上のことをして初めて喜んでもらえるということを伝えていました。

今思えば、母が言っていたことは商売の基本だったのだなと思います。あたり前の仕事だけでは顧客からするとプラスマイナス0。0からマイナスに落ちるのは割と簡単で、「こんなこともしてくれなかった」と不満に繋がってしまいます。0プラスの仕事をしなければ、0を維持することも難しいのです。

さらに0から1にするのはもっと難しくなります。それには継続的に顧客と関わり続けなければなりません。0プラスの意識は簡単なことではないですし、顧客によって何がプラスかもわからないですが、そういう意識で仕事を行うことが大切ではないかと思っています。

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この記事を書いた人

士業の集客や広報活動の支援を行う。
税理士法人での8年間の勤務で、強みや個性をもちながら、それをアピールできずにいる士業の方々が多いと実感。そんな士業の皆さまのお役に立ちたいと思っています。

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