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ネタがないという思い込み

某税理士法人さまの採用用Instagramの運用代行を行っていますが、担当者の方が「ネタがない」とよくおっしゃいます。詳しくヒアリングをしていると、社内研修を先週行ったとか、若手の勉強会があるとか、書籍を出したとか、”ネタ”が次つぎと出てくるんです。それ、全て発信しましょう。というと、「え?こんなことをですか?」という反応。”ネタ”の定義がその方と私ではかなり異なることがわかりました。

必要以上に発信内容のハードルを上げてしまうと、発信するネタがないという状態になります。発信する目的は何か、誰に届けたいのかを優先させるとその問題は解決しやすくなるでしょう。

例えば、採用用のアカウントでは、届けたい人は求職者、目的は事務所に興味をもってもらうことです。社内の様子やスキルアップできる環境、外部発信する力など、自分が求職者になったときに欲しい情報が発信すべき情報です。自分に置き換えて考えられないときには、職員にヒアリングをしてみましょう。入社したきっかけや、事務所を選んだ決め手などを聞くとヒントになります。他社のアカウントを研究するのも大切です。同業だけでなく、異業種の発信も見ると新たな視点が得られます。

個人事務所や、小規模事務所も同様です。うちは規模が小さいから発信するネタがないと思い込みがちですが、目的と相手を定めれば自ずと発信する内容が出てきます。「こんなこと発信するまでもないか」という固定観念は捨てて、10人中1人でも新たな気づきが得られる人がいるのなら、それは発信する価値がある情報だと思って発信しましょう。

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この記事を書いた人

士業の集客や広報活動の支援を行う。
税理士法人での8年間の勤務で、強みや個性をもちながら、それをアピールできずにいる士業の方々が多いと実感。そんな士業の皆さまのお役に立ちたいと思っています。

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