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士業には「傾聴」が必要

「傾聴」とは、アメリカの心理学者でカウンセラーのカール・ロジャーズ(Carl Rogers)が提唱した、聴く側の3要素のことをいいます。

聴く側の3要素は次のとおりです。

  1. 共感的理解 (empathy, empathic understanding):相手の話を、相手の立場に立って、相手の気持ちに共感しながら理解しようとする。
  2. 無条件の肯定的関心 (unconditional positive regard):相手の話を善悪の評価、好き嫌いの評価を入れずに聴く。相手の話を否定せず、なぜそのように考えるようになったのか、その背景に肯定的な関心を持って聴く。そのことによって、話し手は安心して話ができる。
  3. 自己一致 (congruence):聴き手が相手に対しても、自分に対しても真摯な態度で、話が分かりにくい時は分かりにくいことを伝え、真意を確認する。分からないことをそのままにしておくことは、自己一致に反する。

(引用:厚生労働省 こころの耳

みなさんはクライアントに話を聞く際、上記のことを意識していますか?特に2の無条件の肯定的関心はなかなか難しいと思います。

士業の仕事の多くはクライアントの話を聴くことです。クライアントによっては、具体的な解決策よりも話を聴いてもらいたいという人もいるかも知れません。円滑な業務遂行のためにも、傾聴の考え方を取り入れてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

士業の集客や広報活動の支援を行う。
税理士法人での8年間の勤務で、強みや個性をもちながら、それをアピールできずにいる士業の方々が多いと実感。そんな士業の皆さまのお役に立ちたいと思っています。

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